職務に応じた人事制度設計
| 業界・業種 | 情報通信業 |
|---|---|
| 社員規模 | 400名 |
| 実施期間 | 約１年（現状分析・人事制度設計・新制度導入支援） |
課題・提案
グループ会社全体のITサービスを支える会社として位置づけられており、高度なIT技術者の採用の難しさ、技術革新のスピードが速いIT業界になじまない年功的な人事管理などの課題があった。
そこで、職務内容に応じた人材格付けの方法など、高い専門性を有する技術集団として適切に処遇できる仕組みを提案、設計及びその導入・定着に向けたご支援を行った。
そこで、職務内容に応じた人材格付けの方法など、高い専門性を有する技術集団として適切に処遇できる仕組みを提案、設計及びその導入・定着に向けたご支援を行った。
支援や結果
1.現状分析
定量分析（当社人事アナリシスレポート）・アンケート分析（当社モチベーションサーベイ）・ドキュメント分析（現制度資料・規定類）・インタビュー分析（経営陣）の調査から抽出された人事・組織上の問題・課題を正確に把握した上で、プロジェクトメンバー間でその結果を共有し認識を統一。その後、具体的問題・課題を解決するための対応施策を検討し、人事制度設計の基本方針を策定。
2.等級制度
職務要素を取り入れた人材格付制度の構築
- 担う職務レベルが上がることでキャリア構築ができる仕組みとする（職務価値算定表による職務レベルの把握）
- 全社員専門領域を定め、ITの専門人材がキャリアアップできる仕組みとする
- 職務に応じてスピード感をもって適正格付けができる仕組みとする
3.給与制度
職務や成果・能力に応じた処遇決定の仕組みの導入・階層別・職種別の給与水準設定
- 外部労働市場に合わせた給与水準や社員にとって魅力ある報酬を実現する
- 担う職務に応じた処遇決定の仕組みを導入し、個人の成果・能力に応じたメリハリのある賞与配分を行う
- 生活基盤としての安全性や採用魅力を高めるため月収比率を見直す
4.評価制度
職務に応じた評価制度の構築
- 仕事の担い方にマッチした業績評価の仕組みとする（案件単位で評価を行う業務成果評価の新設）
- 目標や評価の品質向上に向けた施策を行う
上記に基づき新制度を設計し、その後社員説明会資料作成、規定類改定、プロジェクトキックオフから約１年半後に新人事制度を導入（予定）。
