投稿日:2025.06.27 最終更新日:2025.06.27
急成長企業を支える─シンプルかつ拡張性のある人事制度設計事例

業界・業種 | 卸売・小売 |
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社員規模 | 150名(5年後には450名を想定) |
実施期間 | 約3カ月 |
課題・提案
そこで、経営層・現場責任者へ丁寧にヒアリングを行い、今後必要となる専門人材像とキャリアビジョンをディスカッションしたうえで、組織やビジネスが変化した数年後にも再設計しやすいシンプルな人事制度を構築することとしました。
支援や結果
- 人事制度の基本方針
新しい人事制度の設計においては、下記の3つを方針としました。
–社員が働き続けることで “キャリアを描きやすく、成長を可視化”できる仕組み
– “専門性とマネジメント”の両軸を両立する複線型キャリアパス
– 当面の運用負荷を抑えつつ、社員のリテンションを強化する - 主要施策
等級制度
等級制度では、ある段階で「プロフェッショナル軸」または「マネジメント軸」を選択可能な複線型を採用し、販売現場のスタッフも同一フレームワークで扱える区分設計を行いました。
給与制度
外部相場よりやや高めのレンジを設定し、中途採用競争力を強化しました。また、賞与を固定支給から変動支給へ転換し、成果・行動へのメリハリを導入しました。
評価制度
行動評価(プロセス)と業績評価(成果)を分離し、行動評価は中長期的な昇格・昇給に、業績評価は短期的な賞与に反映させました。
- 導入効果
これらの施策により、明確なキャリアパス提示により専門性を高めたい社員の定着率が向上し、公正な処遇体系による納得感醸成で離職率が低減しました。
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当社は、急成長フェーズの企業に最適化された「最小構成・最大効果」の人事制度設計を得意としています。短期集中での導入支援から、フェーズ分けによる段階的なアップデートまで、貴社の成長戦略に寄り添ったご提案が可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。