コラム
column
プロフィール

吉岡 宏敏 (よしおか ひろとし)
シニアパートナー
東京教育大学理学部応用物理学科卒業。ベンチャー企業経営、ウィルソンラーニング・ワールドワイド株式会社コーポレイト・コミュニケーション事業部長等を経験後、株式会社ライトマネジメントジャパンに入社。人材フローマネジメントとキャリアマネジメントの観点から、日本企業の組織人材開発施策の企画・実行支援に数多く携わる。ライトマネジメントジャパン代表取締役社長を経て、現職。
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藤田田さん
執筆者 : 吉岡 宏敏 その他
藤田田さん
日本マクドナルドの創始者だった藤田田さんと定期的に会っていたことがある。といっても裏方に過ぎなくて、同社の広報誌に掲載するため、各界の識者との対談をコーディネイトしていたからだ。誰と会っても、臆することなく語る藤田さんの...
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一言で言え!
執筆者 : 吉岡 宏敏 人材育成
一言で言え!
コンセプチャルスキルといえば、ロバート・カッツが提唱した管理職に必要な3つのスキルカテゴリーのひとつで、かつ最重要とされる。日本語では、概念化能力。物事を俯瞰して概念的・抽象的に把握し、本質をとらえる力を意味するというと...
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好き嫌い
執筆者 : 吉岡 宏敏 人材育成
好き嫌い
「自分は~~」と話す若者が好きだ。対して、「自分的には~~」、「私的には~~」と話す人々は大嫌いである。 「私的には~~」の、「的」とはいったいなにか。「私に言わせれば~~」と言われれば、あんた何様? とその上から目...
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絶対評価は絶対か?
執筆者 : 吉岡 宏敏 人事管理
絶対評価は絶対か?
その定義は「基準に照らしての評価」にすぎないから、絶対評価といってもそれが“絶対に”正しいわけではない。評価の納得性や育成の観点からいって、相対評価よりも使い勝手がいいということである。 人事評価における絶対評価とは...
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ほしいものが、ほしいわ
執筆者 : 吉岡 宏敏 人材育成
ほしいものが、ほしいわ
このキャッチコピーを覚えているだろうか。成熟時代のマーケティングを象徴する広告として、80年代末期に書かれたものである。 当時、躍進を遂げていた西武百貨店は「おいしい生活」というコピーをかかげ、百貨店はモノを売るので...
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評語の標語化
執筆者 : 吉岡 宏敏 人事管理
評語の標語化
評価票の無機質さは、なんとかならないものか。なにより学校の通信簿のような「評語」が大人げない。 コメントはいろいろ書かれているものの自身の評価結果が味気ない評語の羅列で示されている。成績としての良し悪しだけはわかるが...
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フェミニンリーダーシップ
執筆者 : 吉岡 宏敏 人材育成
フェミニンリーダーシップ
ふたたび、ジェンダーについて書く。 ダイバーシティマネジメントを体現する人材活用の一環として、女性管理職比率を目標設定することがある。それについては賛否両論あって、否定派は、一定数の女性管理職登用を目指すがゆえに、本...
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無能の大罪
執筆者 : 吉岡 宏敏 人材育成
無能の大罪
企業内教育は、個々人のパフォーマンスを高めるために不可欠の施策である。OJTやOff-JTにより、早く求められる成果をだせるようになって、生産性に貢献してほしいから、育成する。しかし、そこで高められる能力とは、企業固有...
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無知は哀しい
執筆者 : 吉岡 宏敏 人材育成
無知は哀しい
恥ずかしながら40歳になるまで、ザルそばの薬味のワサビは、直接そばにつける、あるいは口直しにちょっと舐めるものだとは知らなかった。あるとき、池之端藪の小上がりで独り菊正宗ぬる燗をやりながら、隣の初老の客を見るともなく見...
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教え方を教える
執筆者 : 吉岡 宏敏 人材育成
教え方を教える
「共育」という言葉に最初に出会ったのは、2006年「資生堂『共育』宣言」だった。資生堂としては、従業員の成長と会社の成長の重なりという企業が人を育てることの原点を改めて確認するメッセージであったが、それよりも、教育を共...