コラム
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プロフィール

高柳 公一 (たかやなぎ こういち)
代表取締役 CEO シニアパートナー
一橋大学商学部卒業。米国ジョージワシントン大学経営大学院修了。プライスウォーターハウスコンサルタント社に入社し、国内外の大手企業に対して、人材開発、業務改善、IT戦略立案等のコンサルティングプロジェクトに関与。その後、トーマツコンサルティング株式会社にて、多くの組織・人事に関するコンサルティングを行った後、当社、取締役シニアパートナーを経て現職。人事分析、人事制度設計、他幅広い分野の人事コンサルティングに多数関与。
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経営者に必要な資質
執筆者 : 高柳 公一 人事管理
経営者に必要な資質
フォーブズジャパンの2019年度の長者番付によると、日本の長者トップは、ファーストリテーリングの柳井社長だそうだ。柳井社長といって思い浮かぶのは、「繰り返し挑戦して、失敗から学ぶ」という経営スタイル。圧倒的な行動力と、失...
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人生のジレンマとの付き合い方
執筆者 : 高柳 公一 経営
人生のジレンマとの付き合い方
企業経営に大きな影響を与えた名著の中でも、ハーバードビジネススクールのクリステンセン教授の「イノベーションのジレンマ」は、私にとって、重要な示唆を与えてくれた経営書のひとつだ。と言うのも、あれだけ世界的にエクセレントだと...
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成功は失敗のもと
執筆者 : 高柳 公一 経営
成功は失敗のもと
日経新聞の「私の履歴書」で、今月から野中郁次郎氏の連載が始まった。言うまでもなく、野中氏は、最も著名な日本の経営学者の一人で、知識経営(ナレッジ・マネジメント)の生みの親とも言われている。 第2次世界大戦に勝利した米国は...
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ブルネロ・クチネリと働き方改革
執筆者 : 高柳 公一 人事管理
ブルネロ・クチネリと働き方改革
上質なカシミヤニットを主力商品とするイタリアのラグジュアリーブランド、ブルネロ・クチネリ社をご存じだろうか。CEOのクチネリ氏は、子供の頃、工場に働きに出る父が上司から侮辱され涙する姿を見て、「労働者の尊厳を損なわない仕...
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怪我の功名?
執筆者 : 高柳 公一 人事管理
怪我の功名?
昨年末にちょっとした怪我をして、しばらく自宅から外出できなかった。年に1,2度、風邪を引いて休むことはあるが、今までの職業人生で、1週間以上連続してオフィスに出なかった記憶はなく、おそらくは、今回が、未出社の最長期間とい...
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「モンスター社員」の増殖
執筆者 : 高柳 公一 その他
「モンスター社員」の増殖
最近、「モンスター社員」と言う言葉をよく耳にする。厳密言うと「モンスター社員」にも色んなタイプがあるようだが、一般に、処遇や福利厚生に対し過度な要求をしたり、会社の制度やルールに対して否定的・非協力的な主張をして、自身の...
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生産性向上と高齢化社会
執筆者 : 高柳 公一 人材育成
生産性向上と高齢化社会
働き方改革が進む中、多数の日本企業が、労働時間の短縮や生産性向上に取り組んでいる。付加価値を生み出さない業務の見直し、ウェブ会議やビジネスチャット等のITツールの導入、さらには、残業時間の少ない社員を高評価する仕組みの検...
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カオスの時代
執筆者 : 高柳 公一 人材育成
カオスの時代
何かをやるべき仕事がある時、おそらくほとんどの人が、『混沌とした状況(カオス)』よりも『秩序ある整然とした状況』のある中で行いたいと思うだろう。 騒がしく、エアコンの効きが悪いオフィスよりは、静かで快適なオフィスで集中し...
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社内コミュニケーションとデジタルリテラシー
執筆者 : 高柳 公一 経営
社内コミュニケーションとデジタルリテラシー
「情報が共有されない」「レスポンスが遅い(来ない)」「自分も意見を発しない」等、社員のコミュニケーションに課題を感じている企業は少なくない。 組織として、トップと中間層、そして各現場で方針や事実認識が異なってはならないの...
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人事のリープフロッグ(蛙飛び)
執筆者 : 高柳 公一 人事管理
人事のリープフロッグ(蛙飛び)
アフリカのほとんどの国では、固定電話の普及率が10%未満であるのに対し、携帯電話の普及率は、既に80%を超えていると言う。固定電話は電話回線を張り巡らすための莫大な投資が必要だが、携帯電話は基地局だけ整備すれば済むため、...