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企業を取り巻く環境変化に対応するには、業績指向性の高い組織の在り方が重要となってきます。このような組織を形作るには、経営のスリム化を実現する一方で、業績の変動に耐えられるだけの対応力をつけることが必要です。
経営戦略を効果的に実現しながら最もスリムな組織を形成するためには、組織構成員の数を議論する前提として、組織を構成する「アクティビティ(業務活動)」の属性と量とを詳細に吟味することが必要です。戦略遂行に必要なアクティビティの構成とそれぞれの属性・量を把握し、最適な業務プロセス(最も効率のよい業務遂行の順番)や組織構造(最も効率のよい業務の編成)を設計し、これに基づいて人員配置を行います。
業務プロセスを効率化するためには、企業(または部門)として提供する製品やサービスの質と量が適正であるかどうかをよく吟味した上で、過剰品質は排除し、アクティビティの組み合わせを設計し直さなければなりません。場合によっては、適切な規模の投資に基づくシステム化を図ることが有効です。
また、組織構造を見直すためには、職能の似通ったアクティビティを集合し、これを標準化し、トレーニングを実施して担当者の職能を高めることにより、より少ない人数での業務遂行を可能にしていくことが有効です。また、個々のアクティビティの属性をよく吟味した上で、一定の業務領域にアウトソーシングを導入することが必要です。比較的定型的で組織内にノウハウを蓄積する必要のないアクティビティについては、コスト削減の見地から、また、業務量平準化の見地から、業務を外注化して効果を上げることができます。
さらに、設計した組織が十分に効率的なものであるかどうか、常時検証できるような仕組みを整えておく必要があります。アクティビティの領域ごとにそのコストを計算できる仕組みを整えることで、特定の部門や特定のプロセスにかかるコストがどのように推移しているのかを測定します。このことによって、その時々の環境や戦略に適合したアクティビティ構成が実現されているかどうかを検証します。

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