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『究極』のモチベーション施策
執筆者:高柳 公一
サッカー・ワールドカップ、デンマーク戦のあった先週金曜日は、日本中が寝不足だったようです。
テレビのニュースでは、多くの若者が、前日の夜からオールナイトで、深夜の試合を観戦し、明け方、ニッポンチームの勝利をまわりの仲間と分かち合い、そのまま学校や会社に向かった様子を放映していました。
『眠いですけど・・日本が勝ったんでもう気分最高です。今日はさわやかな気分で、バリバリ仕事もはかどります!』
などと威勢のよい若者がコメントする姿を呆れ顔で見ていましたが、内心、その気持ちわからないでもないような気もします。
我が国のサッカーチームが、世界の強豪相手に勝利し、決勝トーナメントに出場したことは、同じ国民として誇りに思う事ですし、当然その勝利は、我々国民ひとりひとりに多くの元気を与えてくれました。経済効果もそれなりのものになるのでしょう。おそらく、その若者は、金曜日、よい仕事ができたと思います。
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先日、あるクライアント企業の社長と会食しながら、
『いかに社員のやる気を引き出すか』というテーマで議論をする機会がありました。
その社長はおっしゃいました。
『能力や知識ももちろん必要ですが、最後は本人がどれだけやる気をだすかです。問題は社員がどうしたらやる気をだしてくれるか、なんです。』
多くの企業で、社員のやる気やモチベーション向上のための努力が行われています。
賃金カットやリストラといった後ろ向きの人事施策が日本中で行われている中、経営者が社員のモチベーション低下を心配するのは無理もありません。
『キャリアパスを明確に示す事』、『役割・業績と連動した処遇をする事』、『評価や処遇の公平性・透明性を高める事』等、社員のやる気・モチベーション向上を目指して、人事制度を見直す企業も少なくありません。
これからの経営戦略や方針を社員ひとりひとりに浸透させるために、社長が各オフィスを回っている企業もあります。
さらには、よいアイデアを出した社員には、社長から直接お礼メールが届く企業や、一度、廃止した社員運動会を復活させた企業等など・・・
いずれにせよ、単純に報酬額を上げることで、社員のモチベーションアップを目指す事が難しい現在の経営環境の中で、
自社の社員がどんな事で、モチベーションをアップさせたり、ダウンさせるのか、正しく把握して、効果的に人事施策を打つことは、益々、重要な人事施策となっていくでしょう。
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自分の仕事の成績や処遇にはまったく関係ないのに、サッカーワールドカップ一次リーグでのニッポンチームが勝利することで、徹夜をしてもなお、仕事もはかどる程、モチベーションが上がる若者の姿をみていると、
我々日本の企業も、仮に賃金水準を上げることができなくても、ちょっとした工夫で、かなり元気になれるのではないか・・
先週のニッポンチームの勝利はそんな期待を抱かせてくれる出来事でした。
(2010年06月28日 高柳 公一)
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